こじのりの日々(JazzFlutistの演奏とお酒のブログ)



カテゴリ:酒( 74 )


なぜ日本酒を飲んで曲に綴っているのか。

日本酒ライブやイベントで、お客様にお渡ししているフライヤーを、追加訂正してまとめてみました。お酒を曲に綴り、吹いて、レコードに収録し、というこじのりの日々。そのわけは…
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ジャズフルーティストの、小島のり子と申します。
わたしは、日本酒を飲んで、その銘柄のネーミングと味わいとを合わせて、曲に綴っております。仲間とのツアー、蔵コンサートや日本酒ジャズライブも、わしわしと行なっております。
そもそも「なぜ、日本酒を題材に曲を作っているのですか?」と、よく聞かれます。今回はそのお話をしたいと思います。

作曲は、手がけるプレイヤーと、殆どしないプレイヤーと分かれるところかと思いますが、自分は若い頃から(拙くとも)曲を作っていました。そして、曲を作るきっかけは、みなさんいろいろあるかと思います。好きな場所、人、ものへのオマージュ、出来事や気持ち、読んだ本や映画からインスパイアされて、などなど。旅にでて曲を作る、というのは良く聞く話ではないでしょうか。

わたしは、以前から日本酒が大好きでした。お料理や気持ちに合わせて色々楽しめる、冷やして美味しく、温めて(燗して)美味しい、濁りも美味しい、無添加防腐剤無し、といいことずくめです。味わいの軽いもの、香りの良いもの、酸の乗っている楽しいもの、ぐっとお米の味のするもの、しぼりたて、無濾過、生、火入れ、ひやおろし、味わいも色々、季節によっても楽しみ方を変えることもできます。
ふわりと酔って、楽しい気持ちになって、また次の日のやる気も出るというものです。
前世紀、わたしはたびたび、友人Sさんといろいろな銘柄をピックアップして飲んでいました。当時は何種類も楽しめるお店はそれほど多くありませんでしたが、友人はマニアなところもあって、お店を探したり、また頼んで仕入れていただいたりして、様々なお酒を仲間と楽しみました。
お酒の銘柄は[桜][藤][月][鶴][獺]…といった、花鳥風月(や動物)を含み、美しい文字でラベルに書かれています。情景が浮かぶようなこれらの銘柄を、曲にしたら面白いのではないか、と、ふと思い、お酒由来の曲を作り始めました。銘柄の持つイメージにインスパイアされたわけです。
このことをきっかけに少しずつ、日本酒由来のオリジナル曲ができて来ました。

2001年にリリースの、What’s New Records第1作目CD「春の如く」には、日本酒関連の曲を2つ収録しました。1つは、「獺祭(だっさい)-Otter’s Fest」。獺(カワウソ)がダンスを踊るイメージで作りました。もう1つは「春の淡雪-Light Snow In Spring」、「桜が満開の四月にはらはらと淡雪が降って来る」というロマンティックな情景を曲に綴りました。ライナーにもそれぞれの曲とお酒の解説を書きました。
作曲する時わたしは、お酒の銘柄にある花鳥風月や自然、動植物、景色、などのイメージをふくらませます。これが曲の雰囲気になることが多いのです。

そして次第に、これらにお酒の味わいも加えて作曲するようになりました。柔らかいお酒はやさしい感じの穏やかな曲に。ぐっとくる味わいのお酒はご機嫌でグルーヴィーな曲に、という風に。
CD「Lush Life」と「Songs For My Sake(ソングス・フォー・マイ・セイク…またはサケ)のために、それぞれ7銘柄、8銘柄のお酒を曲に綴りました。CD「anyway」にも、4銘柄のお酒の曲が収録されています。
この他にも、イベントやご縁がありまして、また思い立って作ったものもあり、わたしの作曲した日本酒関連の曲は30銘柄を越えました。


下に、アルバム名と収録曲をまとめてみました。お好きなお酒があるでしょうか。飲みながら聴いていただくのも楽しいかも知れません。お酒は生き物、毎年味わいが変わります。わたしのイメージとはまた変わっているところもあるかも知れません。お好きに楽しんでいただければ、とも思います。
また、お酒を飲まれない方は、小島節と言われるわたしの音世界を、英語タイトルのイメージとともに楽しんでいただければ、嬉しく思います。ジャズスタンダードも、民謡アレンジも、心を込めて吹いています。

CD[春の如く] 2001年
1. I Thought About you
2. Those Spring Days** 3. Dat Dere
4. It Might As Well Be Spring:春の如く
5. Light Snow In Spring 春の淡雪 出羽桜酒造*
6. Otters' Fest 獺祭 旭酒造*
7. Di mana?:どこへ** 8. Let's Cool One
¥2,800/小島のり子(flute,alto-flute) 二村希一(p) 澁谷盛良(b) 山口新語(d)

CD[NORINOTE] 2005年
1. 4 O'clock Train** 2. Vega** 3. Come Rain Or Come Shine
4. We Will Be Together Again 5. New York Bossa
6. シェルブールの雨傘 7. 山茶花”Sasanqua” **
8. ジョホールバルの黒豹** 9. Triste
¥2,800/小島のり子(fl,al-fl) 二村希一(p) 澁谷盛良(b) 広瀬潤次(d) 山口友生(acoustic-guitar) 日本酒オリジナル曲は収録していません

CD[Lush Life] 2009年
1. I Hear A Rhapsody
2. Bridge In The Afternoon-獺祭 磨き三割九分*
3. For Better Days-開運 特別純米*
4. When The Moon Hugs The Shore-月の井 純米吟醸無濾過*
5. Hototogisu~The Water Clock-ほととぎす~大七 純米きもと*
6. The Shade Of Wisteria-藤のかげ**
7. Seven Ways To A Kiss-七田 純米無濾過*
8. Mythic Goblin-温羅 無濾過生原酒(PB)*
9. Lush Life 10.Crane Is Fling In The Dream-鶴齢 純米吟醸*

CD[Songs For My Sake] 2011年
1. What Is This Thing Called Love?
2. Snow Notes-雪譜 純米酒(生産終了)*
3. Since We Met-国の寿 特別純米(生産終了)*
4. 五木の子守唄(日本民謡)
5. The Little Cascade-越乃景虎 名水仕込 特別純米*
6. For Heaven's Sake
7. Blues In The Sky-浦霞 純米酒*
8. Primaveral-阿櫻 純米吟醸無濾過生原酒秋田酵母No.12*
9. Not To Worry-田酒 特別純米*
10.The Cool Kite-加賀鳶 純米吟醸*
11.October The First-開運 呑みきり一番 特別純米*
¥2,800/小島のり子(fl,al-fl,bass-flute,pic) 二村希一,大口純一郎(p) 鈴木克人(b) 水口泰邦(d) 田口悌治(g;Gibson175)

CD[anyway] 2015年
1. Looking Up To The Sky-初雪盃 純米吟醸,生原酒*
2. A Daydreamer-菊石(きくいし)純米酒,夢ゆたか*
3. Always With You**
4. Brilliant Waterfall-岩の蔵(いわのくら)純米吟醸*
5. Sound Of Silence /Paul Simon
6. Chick’s Tune /Chick Corea
7. Mogamigawa Funauta 最上川舟唄(日本民謡)
8. Ruby, My Dear /Thelonious Monk
9. Kagiroi-春鹿(はるしか)純米,超辛口*
¥2,300/小島のり子(fl,alt-fl) 田口悌治(g;Gibson) 澁谷盛良(b) 小泉高之(d)
価格は総て税込み。

*日本酒の銘柄由来のオリジナル曲
**その他のオリジナル曲
総てのCDはamazon,他、ネットで、またライブ会場で販売もしています。小島からお送りすることもできます。おもうしつけください。


さて、日本酒由来のオリジナル曲、もう1つ作っています。「Alyways with you」2014年作曲。“銘柄とその味わい”を曲に綴るのではなく、日本酒へのオマージュを曲にしました。友人からのアイディアでした。どのお酒のイベントでも、銘柄を選ばず吹くことができます(笑)
いつも温かくほっとさせてくれる、美味しい、大好きなお酒(ちなみに燗が好きです)。気取らずくつろげる、お休み時間の大切な相方。「いつでも一緒に」という意味のタイトルをつけました。ほのぼのした2ビートナンバーになりました。エノケンの「わたしの青空」的な世界観のつもりでしたが、映画「三丁目の夕日」的だとも言われます。歌詞もつけたので、ヴォーカリスト仲間がライブで唄ってくれることもあります。
ジャズは結構がっつり系が好きだと思うわたしですが、この ほっこりした曲が人気なのは、また何とも嬉しいことでもあります。CDはもちろん、YouTubeにもUPしてありますので、宜しければ聴いてみてくださいね。
民謡、童謡やポップスのコンテンポラリー・アレンジ・シリーズも、ちょっとずつ進めておりますが、その話はまた改めて。

今後とも、どうぞよろしくおねがいいたします。

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by koji-nori | 2018-02-23 22:42 | | Comments(0)

日本酒を曲に綴る、その4

@@@書きかけです。

日本酒を飲んで、その銘柄のネーミングと味わいとを合わせて、曲にして吹いています。

このコンテンツでは日本酒との出会いや味わいのことと、そこからできたオリジナル曲のことを書いています。
その1と、その2で、初期の日本酒シリーズオリジナル曲からCD「Lush Life」収録の7曲と、これらの曲のもとになったお酒のことまでを書きました。その3では、CD「Songs for My Sake」の収録曲と、お酒のことを書きました。
今回は、CD未収録のものや2011年以降に作ったものを書いていこうと思っています。

※作曲年代順に並べます。


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@飯能-風土季(はんのう,ふどき)/飯能、丸屋酒店&五十嵐酒造。
「Have A Good Harvest」
2010年1月作曲。CD未収録。
プライベートブランド、限定メンバーへの予約&販売。

@御前酒(ごぜんしゅ)/岡山県真庭市勝山、辻本店。
「At The West Palace」
2012年9月作曲。CD未収録。

@千福(せんぷく)純米吟醸/広島県呉市、三宅本店。
「Shall We Have A Drink?」
2014年7月作曲。CD未収録

@神雷(しんらい)純米吟醸/広島県神石高原町、三輪酒造。
「A Holy Village」
2014年10月作曲。CD未収録。

@月山(がっさん)純米吟醸/島根県安来市、吉田酒造。
「Afternoon Moon」
2014年10月作曲。CD未収録。



@菊石,純米酒-夢ゆたか(きくいし,ゆめゆたか)/愛知県豊田市、浦野合資会社。
2013年7月作曲。CD「anyway」収録。

@初雪盃(はつゆきはい)/愛媛県伊予郡砥部町、協和酒造。
2013年5月作曲。CD「anyway」収録。

@春鹿-純米超辛口(はるしか)/奈良県奈良市、今西清兵衛商店。
2013年8月作曲。CD「anyway」収録。

@岩の蔵(いわのくら)-純米/佐賀県小城市、天山酒造。
2014年4月作曲。CD「anyway」収録。


☆(番外編)
「Always With You」
2014年10月作曲。CD「anyway」収録。

@獺祭,純米大吟醸,磨き二割三分(だっさい,みがきにわりさんぶ)/山口県岩国市周東町獺越、旭酒造。
「Crystal Sequence」
2016年8月作曲。CD未収録。

@天覧山(てんらんざん)/埼玉県飯能市、五十嵐酒造。
「Peaceful Days For All Children」
2016年7月作曲。CD未収録。



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by koji-nori | 2016-08-16 05:22 | | Comments(0)

日本酒を曲に綴る-動画編

どれも、古い動画ですが、日本酒を曲に綴ったものを貼ってみます。
動画を撮っていただく機会はあまりないので、品揃え(?)が多くないですね。楽しんでいただければ嬉しく思います。

鶴齢 Crane Is Flying In The Dream
http://youtu.be/41s_1vsJCj0
2009/04/09(?)錦糸町EARLY BIRD
小島のり子(fl)山口友生(g)DUO


大七,きもと純米 The Water Clock
http://youtu.be/QlmrLhPK7gM
2009/05/25(?)六本木サテンドール
二村希一(p)鈴人克人(b)小山彰太(d)山口友生(g)


開運 For Better Days
http://youtu.be/y6JiUwqI6Jg
Ko-Ko,Aug.6th,2­009
小島のり子(fl)山口友生(g)鈴木克人(b)水口泰邦(d)


鶴齢 Crane Is Flying In The Dream
http://youtu.be/gsgfB2lKm10
2009年9/4よしみや
小島のり子(fl)山口友生(g)DUO


獺祭 Bridge In The Afternoon
2010.03.18(木) 池袋 P's Barにて 小島のり子(fl)二村希一(p)DUO
http://youtu.be/8a8vQlJ9jt4

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by koji-nori | 2015-06-20 12:46 | | Comments(0)

3月29日、日本酒ジャズライブの資料です

3月29日、日本酒ジャズライブの資料です。
都内でのこのイベント、久しぶりだったので、お酒と曲の解説を書いてみました。
せっかく書いたので、ブログにペーストします。また、秋頃に違うお酒&ジャズライブ、できたら嬉しいですね。

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日本酒ジャズライブ 2014年3月29日(日  新丸ビル TIKI BAR TOKYO にて。

サケオフィス テラダ
小島のり子(フルート)&山口友生(ギター)DUO


◉獺祭(だっさい)-純米大吟醸/山口県周東町獺越、旭酒造。
「Bridge In The Afternoon」2007年9月作曲。
[お酒について] 岩国の名酒、ここ数年また有名度が上がりました。社長は雑誌やテレビにも登場し、本も出版されました。
ここのお酒は、すっきりしていて、少し酸味があって控えめな香りもあって、透明感と、どこか華やかさのある美味しさ、美しい味わい。これを曲にしたい、とずっと思っていました。味わいを思い出しながら丁寧に作りました。
[曲について] CD「Lush Life」収録。2006年4月、山口県岩国市の錦帯橋に初めて行きました。桜の咲いた雨の日で、木でできた大きな橋の階段をゆっくり上がって降りました。しめやかで美しい春の午後。このときの景色を、獺祭の味わいとブレンドさせて曲にしました。美しいジャズワルツになりました。CDでは三割九分、といたしましたが、50でも48でもOKです、造るお酒総てが純米大吟醸の蔵、獺祭の味わいの曲です。

◉鶴齢(かくれい)-純米吟醸/新潟県魚沼市、青木酒造。
「A Crane Is Fling In The Dream」2007年3月作曲。
[お酒について] 居酒屋で日本酒を飲みながらのジャズライブが2005年に開始。寺田さんから、日本酒のオリジナル曲を集めてCDにしてはどうか、というアイディアをいただいたのが2006年でしょうか? そして最初に書いたのが、友人とよく飲んでいたこのお酒の曲。
鶴齢は、味わいのあるお酒です。新潟の多くのお酒が端麗辛口、とされますが、このお酒はさらりとしていてもふくよかな味わいがある。雪深い寒い、おいしい水とお米でお馴染みの魚沼。ここのお酒をわたしは「叙情的な味わい」と表現しました。
[曲について] 冬の凍てつく空を飛ぶ一羽の鶴が、いつしか夢の中を去って行く、というイメージで、ボサノバ。そもそも鶴齢は、鶴の年齢、ということでおめでたいお酒なのですが、味わいからこのような曲とタイトルになりました。叙情性、透明感、美しさとせつなさ、しっとりとした曲です。CD「Lush Life」収録。

◉七田(しちだ)-純米無濾過/佐賀県小城市、天山酒造。
「Seven Ways To A Kiss」2008年1月作曲。
[お酒について] 天山酒造は「天山」というお酒がメインブランドで、「七田」は、比較的新しいお酒です。六代目蔵元が自分の理想とする味わいを、情熱とこだわりを持って醸した清酒とのこと。低精米の七割五分磨きシリーズは年々素晴らしい味わいになっています(本日お出しするのは75ではなくもっと磨いたもの)。ここのお酒は濃さのあるしっかりした味わいですが、すっとした澄んだミネラルのある水の味わいも感じられます。
[曲について] 味わいのしっかりした、旨味もたくさんの、美味しく飲み飽きないお酒。色っぽさのあるお酒です。馥郁とした色っぽい曲、をめざして書いてみました。クロマチックを使ったメロディーは(ストレイホーン-エリントンを意識した)最初の4小節に7音、次の4小節も7音でできています。後半は次第にペンタトニックになり、かっこいいキックが入る。和と、コンテンポラリージャズの味わいがある曲になりました。CD「Lush Life」収録。

◉加賀鳶(かがとび)純米吟醸/石川県金沢市、福光屋。
「The Cool Kite」2010年7月28日作曲。
[お酒について] 銘柄「加賀鳶」は、江戸時代の加賀藩江戸屋敷お抱えの火消しが由来。大変粋で人気があったとされています。フルーティな吟醸香と、キレの良い飲み口が特徴。爽やかな中に、ちょっと独特の味わいがあって、それがまた魅力です。冷たくして飲むのが美味しい。
[曲について] CD「Songs for My Sake」収録。Coolは「かっこいい」Kiteは「鳶(とび,鳥の名称)」。江戸時代、加賀藩から来た火消しの鳶は粋で鯔背(いなせ)で、大変人気があったそうです。そこで、「かっこいい」と「和」のイメージを凝縮して作ってみました。日本音階を意識的に使って作った初めての曲です。日本調のサウンドとキック上に、凧がくるくると舞うようにメロディーが踊ります。
今日はDUOなので、CDとは違うアレンジにしてみました。今日のための書き下ろしアレンジです。

◉月の井(つきのい)-純米吟醸/茨城県大洗市、月の井酒造。
「When The Moon Hugs The Shore」2007年7月(?)作曲、
[お酒について] 海からほど近い、古いけれど綺麗な、こぢんまりした蔵です。「和の月=なのつき」という有機無農薬のお米で作ったお酒も素晴らしい。普通の純米も美味しいです。蔵のウェブサイトで「うま口」とある通り、香りすぎず、濃すぎないバランスのよい味わいがあります。
※2011年リリースのCD「Songs For My Sake」のジャケットとブックレット写真を、この月の井酒造店で撮影しました。
[曲について] タイトルは、月の光が浜辺を抱きしめている、つまり、月が浜辺を照らして、その穏やかな波がきらきら光っているという意。そのとおりキラキラして、暖かでやさしさのある、切なさも少しあるバラード。夢見心地なところもあります。メロディーはシンプルですが、コードはFではじまっていつの間にか裏のBまで行きます。CD「Lush Life」収録。

◉開運(かいうん)-特別純米/静岡県掛川市、土井酒造。
「For Better Days」2008年1月(?)作曲。
[お酒について] 静岡のお酒は、それまであまり飲んだ事がありませんでした。この、飾り熊手のラベルの「開運祝酒」を飲んだときは、その美味しさにびっくりしました。甘すぎず、香りすぎず、酸味も強すぎず、薄すぎず、バランスのとれた嬉しくなるような味わい。飲む度に笑顔になる美味しさです。いろいろ種類がありますが、ひやおろしがまた美味しい。
[曲について] CD「Lush Life」収録。この曲は表参道で、日本酒&ジャズライブの企画があり、それに向けて書いたものです。笑顔のこぼれるような美味しさと「開運」というおめでたい銘柄は、パルチドアルトというリズムパターンのサンバになりました。ちょっと聴くと明るい曲、ですが実はマイナーで切なさもある、このサウンドにも、開運の味わいを入れたつもりです。今日の相方でありCD収録メンバーでもあるギター山口友生と、この曲はいちばん一緒に演奏しています。
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by koji-nori | 2014-04-19 04:02 | | Comments(2)

お正月

(2014年1月)
施設の母のこと家族のこともあって、でかけない年末年始。少しのんびりです。

大晦日とお正月に飲んだお酒。

大晦日、姉のところで。
飯能-風土季(プライベートブランド)、限定醸造、吟醸造り純米酒。鳩-DOVE(同じく)。
どちらも飯能の五十嵐酒造醸造。企画は丸屋酒店さん。DOVEは、どぶろくです。しゅわしゅわしてました。甘さは殆ど無い、綺麗ともいえる味わいです。このPB風土季節は、年々美味しさがアップしてみすね。
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元旦に実家で、
開運祝酒純米。お燗して。
冷蔵庫に2年程入れてあったもので瓶内熟成してた。味が乗っていて素晴らしい美味しさでした。
出そうかどうしようか悩んだけど(笑)、せっかくお正月なので、えーい飲んじゃえ、と。
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それから、島根の月山(吉田酒造)。芳香辛口純米。これはゆっくり飲んでいます。精米歩合70%。そうは思えない切れ、爽やかさと、ゆったりした味わい。ちょっと置いてから飲んだ方がいい感じ。燗が好いです。カマンベールチーズと相性が良かった!
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なっそ」の写真撮りそびれてた。空瓶になっちゃったー。どぶろくです。
自分は漉して、他の純米酒ちょっと入れてゆるめて飲んだ。そしたら濁り酒の感じでした。
カブの酢の物に良く合いました。
愛媛県宇和島市の企業組合いわまつ。愛媛にも好いお酒たくさんありますね。
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ところで、
漫画単行本、須賀原洋行著「実在ゲキウマ地酒日記(2)」、
の、巻末の書き下ろし漫画に、CD「Songs for my sake」のことを描いていただきました。12/20発売、まだ出たてのほやほやです。もし漫画か日本酒お好きなようでしたらどうぞ。2巻完結です。
開運、国権、楯野川、貴、大七など、名酒が沢山出て来ます。お酒は純米の味わい系が多いです。
Amazonでも入手できます。
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1月3日は、目黒不動に行きました。
いいお天気で、人もたくさんでていました。
神社仏閣好きです。
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ゆっくり練習もできました。
さて、1/5(日)、ココのサンデージャムが初仕事です。

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by koji-nori | 2014-01-05 01:41 | | Comments(0)

日本酒を曲に綴る、その3

ジャズフルート奏者小島のり子。ジャズスタンダードへのリスペクトは強いですが、日本酒を飲んで、その銘柄のネーミングと味わいとを合わせて、曲にして吹いています。ちなみにお酒は若い頃から好きでした、が、さほど強くはありません。
このコンテンツでは日本酒との出会いや味わいのことと、そこからできたオリジナル曲のことを書いています。
その1と、その2で、初期の日本酒シリーズオリジナル曲からCD「Lush Life」収録の7曲と、これらの曲のもとになったお酒のことまでを書きました。

その3では、CD「Songs for My Sake」の収録曲と、お酒のことを書きます。1曲を除いて、7曲を2010年に作曲しています。自分にとってこの年は作曲する1年 でもありました。
今後、CD未収録のものや2011年以降に作ったものを書いていこうと思っています。

※作曲年代順に並べます。
※蔵のある場所も作曲のヒントになりました、ので、記しておきます。

※リンク
日本酒を曲に綴る、その1
日本酒を曲に綴る、その2

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@開運-呑みきり一番(かいうん,のみきりいちばん) 純米
「October The First」
静岡県掛川市、土井酒造。
2009年10月1日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]静岡県西部地区の酒屋さん9店で作られた"粋遙倶楽部(すいようくらぶ)"オリジナルのプライベート・ブランド日本酒。このお酒は毎年、春に利き酒をしてタンク買いしたものが瓶詰めされ、秋に限定本数販売されます。ソフトな甘みと味わいがあり、選ばれた開運ならではの美味しさがひろがります。

[曲について]このCDのなかで、一番最初にできた曲です。
秋上がり、ひやおろし、といったお酒は味がのっていて美味しい。また、10月1日は日本酒の日、ということでこのタイトルにしました。美味しいもののたくさんある秋、空の高くなる秋、そんな秋の楽しさをサンバにしました。サンバですがジャズらしい進行もいれて、自分らしいものになっていると思います。
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@阿櫻(あざくら)純米吟醸無濾過生原酒秋田酵母No.12
「Primaveral」
秋田県横手市、阿桜酒造
2010年1月26日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]
秋田酒こまちを55%精米し、新酵母「秋田酵母No.12」で仕込んだ純米吟醸。ラベルのグリーンの文字が、青りんごを連想させます。しっかりした味わいと、フルーティな香り、あまずっぱい美味しさ。特徴的な美味しさのあるお酒です。

[曲について]
プリマベーラルは英語で"早春の"という意味。寒さの中に咲く寒桜がほろこんで澄んだ空気の中で春を待つ、そんなイメージで作りました。甘酸っぱさのある叙情的なジャズ・ワルツですが、早春のスピード感もあります。
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@国の寿(くにのことぶき)特別純米,山田錦
「Since We Met」
福岡県柳川市、目野酒造
2010年1月作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]地元福岡の山田錦を55%まで磨いて、福岡夢酵母で造ったお酒です。ほど良い濃さと控え目な香り、さっぱりしすぎない、バランスのよい美味しさ。酒の名前は、国の安泰と発展を願って初代蔵元が命名したもの。

[曲について]ギター田口悌治の地元でもある柳川。再会と、柳川への再訪を曲にしました。柳川が「ようこそいらっしゃいました」と、わたしを招いてくれるイメージからはじまります。セカンドラインを彷彿させるキックが入っている、爽やかさのなかに懐かしさもある、粋でかっこいい曲になったかと思います。
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@雪譜(せっぷ)純米
「Snow Notes」
新潟県南魚沼市、青木酒造
2010年3月1日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]地元南魚沼産の五百万石を使って造られています。特徴のある酸味とさりげない味わい、すっきりしていて、かわいらしさもあるお酒です。銘柄の由来は鈴木牧之著「北越雪譜」から。また、ラベルも牧之のスケッチをもとにデザインされたものです。
この銘柄は2011年に生産終了となりました。青木酒造はメインの「鶴齢(かくれい)」意外に、「雪男」をまた新たに展開していくようで、こちらも楽しみです。

[曲について]"雪の音"、"雪からの便り"といった意。米どころ、水の美味しいところ、そして雪の沢山降り積もる、魚沼の雪景色をイメージしました。軽やかなところもあるお酒の味わいを思い出して、中間部に軽やかなペダル部分を入れました。
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@越乃景虎-名水仕込(こしのかげとら,めいすいじこみ)特別純米
「The Little Cascade」
新潟県栃尾、諸橋酒造
2010年4月19日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]越乃影虎の中でもひとつランクが上の名水仕込。柔らかで澄んだ口当たり、すっきりとしていて、叙情的ともいえるような美しいお酒です。

[曲について]山の奥にある、小さな滝がさらさら流れている様子をイメージして作りました。しずくが跳ねてきらきらしている様子も。爽やかなボサノバです。コードは自然についていますが、ベースが5度でなく6度のペダルで、そこに独特の味わいがあります。お酒の味わいに合わせてみました。
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@浦霞(うらがすみ)純米酒
「Blues In The Sky」
宮城県塩竈市、株式会社佐浦
2010年6月29日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]お米の旨みが生きている、まろやかさと、すっきりとした味わいのあるお酒。いつ飲んでも美味しい安定した美味しさと価格。燗酒にしても好いです。気取らない、いつも飲みたくなる親しみやすさと美味しさがあります。

[曲について]このお酒自体が、自分にとってきのおけない友人のように思える、そこで、皆で集まってわいわい飲んでいるようなイメージのブルースにしました。(Bluesですが)ご機嫌なブルース。
曲名は"空にブルースがある"の意。最初の3つの音が「ミ、ソ、ラ」ではじまっているので、みそら=み空で、このタイトルを付けました。Cのブルースです。
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@加賀鳶(かがとび)純米吟醸
「The Cool Kite」
2010年7月28日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
石川県金沢市、福光屋
[お酒について]銘柄「加賀鳶」は、江戸時代の加賀藩江戸屋敷お抱えの火消しが由来。大変粋で人気があったとされています。フルーティな吟醸香と、キレの良い飲み口が特徴。爽やかな中に、ちょっと独特の味わいがあって、それがまた魅力です。冷たくして飲むのが美味しい。

[曲について]鳶ということで、「和」のイメージを凝縮して作りました。日本音階を意識的に使って作った初めての曲になりました。ベースパターンと日本的なコード進行の上に、凧がくるくると舞うようにメロディーが踊ります。本編はマイナーブルース、後半はまたベースパターンに戻ってドラムスがソロを繰り広げます。CDではテーマ後半にピッコロを重ねました。
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@田酒(でんしゅ)特別純米
「Not To Worry」
青森県青森市、西田酒造店
2010年8月18日作曲。CD「Songs for My Sake」収録。
[お酒について]銘柄の「田」は田んぼを意味しているとのこと。お米の旨味が生きる、しっかりしたお酒。どっしりとしていますがしつこくなく、ゆたかな味わい。飲んでいてゆったりとした気持ちになるお酒です。お酒好きの人が愛するお酒。

[曲について]ゆったりとしていて、懐かしき良きジャズの、粋な心地よさがある2ビート・ナンバー。アドリブは4ビートに。カウント・ベイシーの楽曲にも通じるものがあるかと思います。曲名は、"大丈夫、心配しないで"という意味
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追記:新しく作った曲、とりあえずこちらに書いておきます。

CD未収録(2015年6月リリースのCD[anyway]収録予定のものもあります)
@飯能-風土季(はんのう,ふどき)/飯能、丸屋酒店&五十嵐酒造、プライベートブランド、限定メンバーへの予約&販売。
@御前酒(ごぜんしゅ)/岡山県真庭市勝山、辻本店。
@菊石,純米酒-夢ゆたか(きくいし,ゆめゆたか)/愛知県豊田市、浦野合資会社。
@岩の蔵-純米(いわのくら)/佐賀県小城市、天山酒造。
@初雪盃(はつゆきはい)/愛媛県伊予郡砥部町、協和酒造。
@春鹿-純米超辛口(はるしか)/奈良県奈良市、今西清兵衛商店。
@神雷(しんらい)純米吟醸/広島県神石高原町、三輪酒造。
@千福(せんぷく)純米吟醸/広島県呉市、三宅本店。
@月山(がっさん)純米吟醸/島根県安来市、吉田酒造。

Always with you
銘柄にこだわらず、日本酒へのオマージュを曲にしたもの。

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by koji-nori | 2013-08-04 02:04 | | Comments(0)

日本酒を曲に綴る、その2

ジャズフルート奏者小島のり子@日本酒を飲んで、その銘柄のネーミングと味わいとを合わせて、曲にして吹いています。
日本酒との出会いや味わいのことと、そこからできたオリジナル曲のことを書いて行きます。

※作曲年代順に並べます。
※蔵のある場所も作曲のヒントになりました、ので、記しておきます。

※リンク
日本酒を曲に綴る、その1
日本酒を曲に綴る、その3
--
@獺祭(だっさい)-純米大吟醸,磨き三割九分
「Bridge In The Afternoon」
山口県周東町獺越、旭酒造。
2007年9月作曲、CD「Lush Life」収録。
[お酒について]エヴァンゲリオンやキューティハニーの庵野監督にも愛される、岩国の名酒。おりがらみや、発泡にごりも素敵です。
このお酒の味わい、すっきりしていて、少し酸味があって控えめな香りもあって、透明感と、どこか華やかさのある美味しさ、美しい味わい。これを曲にしたい、とずっと思っていました。以前に「Otter's Fest」という味わいとは無関係の曲を書いているので、それとは別にもう一曲、と思ったのです。

[曲について]2006年4月、山口県岩国市の錦帯橋に初めて行きました。桜の咲いた雨の日で、木でできた大きな橋の階段をゆっくり上がって降りました。しめやかで美しい春の午後。このときの景色を、獺祭の味わいとブレンドさせて曲にしました。美しいジャズワルツになりました。さらりとした感じですが、実は転調をくり返していて難しいです。この辺りは、このお酒にたいするリスペクトというか、わたしのこだわりというか…。
三割九分、といたしましたが、50でも48でもOKです、造るお酒総てが純米大吟状の蔵、獺祭の味わいの曲です。
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--
@七田(しちだ)-純米無濾過
「Seven Ways To A Kiss」
佐賀県小城市、天山酒造。
2008年1月作曲。CD「Lush Life」収録。
[お酒について]エ天山酒造は「天山」というお酒がメインブランドで、「七田」は、比較的新しいお酒です。六代目蔵元が自分の理想とする味わいを、情熱とこだわりを持って醸した清酒とのこと。低精米の七割五分磨きシリーズは年々素晴らしい味わいになっています。このお酒は濃さのあるしっかりした味わいですが、すっとした澄んだ水の味わいも感じられる。そして、おつまみを選ばず、炒め物などにも合います。

[曲について]味わいのしっかりした、旨味もたくさんの、美味しく飲み飽きないお酒。色っぽさのあるお酒です。馥郁とした色っぽい曲、をめざして書いてみました。クロマチックを使ったメロディーは最初の4小節に7音、次の4小節も7音でできています。後半は次第にペンタトニックになり、和と、コンテンポラリージャズの味わいがある曲になりました。
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--
@開運(かいうん)-特別純米
「For Better Days」
静岡県掛川市、土井酒造。
2008年1月(?)作曲。CD「Lush Life」収録。
[お酒について]静岡のお酒は、それまであまり飲んだ事がありませんでした。この、飾り熊手のラベルの開運祝酒を飲んだときは、その美味しさにびっくり。甘すぎず、香りすぎず、酸味も強すぎず、薄すぎず、バランスのとれた嬉しくなるような味わい。飲む度に笑顔になる美味しさです。祝酒以外にもいろいろ種類がありますが、ひやおろしがまた美味しい。

[曲について]この曲は表参道で、日本酒&ジャズライブ、の企画があり、それに向けて書きました。笑顔のこぼれるような美味しさと「開運」というおめでたい銘柄は、パルチドアルトというリズムパターンのサンバになりました。ちょっと聴くと明るい曲、ですが実はマイナーで切なさもある、このサウンドにも、開運の味わいを入れたつもりです。
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@大七(だいしち)-純米きもと
「The Water Clock」
福島県二本松市、大七酒造。
2008年10月作曲。CD「Lush Life」収録。
[お酒について]近くのコンビニに置いてありました。賞を受賞したと書いてあって飲んでみたところ、しっかりした味わいのなかにキレもあって美味しい。いっぺんで気に入りました。シンプルな銘柄名もかっこいい。別の時に酒屋さんで「なにか味わいのある純米を飲みたいのですが…」と相談したところ、このお酒を薦められました。大七にはぶれない美味しさがいつもあるように思います。

[曲について]松尾芭蕉の連句「冬の日」の朗読のために書き下ろした「秋水一斗もりつくす夜ぞ」を、大七の曲にしました。ダイナミックなペダルの曲。秋の水、一斗、もりつくす、夜、という言葉が、大七のしっかりした味わいに合っていると思っています。CDでは、収録曲中で男性陣の一番人気の曲となりました。
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@温羅-無濾過生原酒
「Mythic Goblin」
岡山県岡山市、酒のみむら、プライベートブランド。
2008年2月18日作曲、CD「Lush Life」収録。
[お酒について]岡山の酒屋さん「酒のみむら」のプライベートブランド。三村勝則プロデュース、(有)板野酒造場さんが造っています。数年限り、ということでなく、個人で毎年造って販売しているのは凄いことだと思います。三村さんのお酒にたいする情熱を感じます。お米も地元のものをつかい、岡山のお酒らしく、しっかりした味わいと美味しさ、バランスもいいです。

[曲について]その三村さんが「うちのお酒を曲にしてほしい」と、四合瓶を持って岡山のライブハウス=バードにいらしたのは2007年でしたか。温羅は、桃太郎に退治された鬼の名前ですが、製鉄を吉備の国に伝えた百済の王子、という説もあります。いずれにしても、鬼の名前をお酒の銘柄にするとは、ユニーク。桃太郎と戦う温羅の姿とその哀愁は、変拍子的なテーマを持つ6/8のマイナーブルースなりました。
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つづきは、
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by koji-nori | 2013-01-25 03:08 | | Comments(0)

日本酒を曲に綴る、その1

ジャズフルート奏者の小島のり子です。
日本酒を飲んで、その銘柄のネーミングと味わいとを合わせて、曲にして吹いています。
曲そのものの解説は、CDのライナーノーツにもありますし、ライブでも演奏していますので、ここでは書きそびれているそれぞれの日本酒との出会いや味わいのことと、造った曲のことを書いて行きたいと思っています。
まとまって来たら、Websiteからリンクを貼って、まとめて読めるようにしたいなあ、と思ってこのコンテンツを作りました。


作曲する時、お酒の銘柄にある花鳥風月や自然、動植物、景色、などのイメージが曲全体の雰囲気になっていきます。また、2006年以降に作った曲は、味わいも加味して書かれています。さらりとしたお酒はさらりとした曲に、がっつりしたお酒は、がっつりした曲になります。酸味系の旨味や華やかな味わいはワルツになることが多いようです。味わい系のお酒は4ビートになりますね。
お酒の味わいの素晴らしさを曲に編み込めるようにと、どの曲も丁寧に書きました。大真面目に作って、ライブやイベントで吹いています。

お酒の銘柄が、そのまま曲の日本語タイトルにもなるのですが、後になって更にその曲のイメージを英語のタイトルにするようになりました。初期の3作品は、銘柄名の直訳になっています。
またこれらの楽曲は、おもにCD「春の如く」「Lush Life」「Songs For My Sake」(いずれもWhat'sNew Records)に収録されています。

※作曲年代順に並べます。
※CD未収録のオリジナル曲もありますので、こちらもせっかくなので載せていきたいと思います。
※蔵のある場所も作曲のヒントになりました、ので、記しておきます。
※動画サイト(YouTube)にあるものは、改めて貼りたいと思っています。

※リンク
日本酒を曲に綴る、その2

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@月みずの池(つきみずのいけ)
「 The Lake Without Moon」
1988年作曲、CD未収録。
新潟県糸魚川市、猪又酒造。
「月不見の池」が正式名称のようです。糸魚川市に現存する池で、藤の名所。
樹木に絡みついた藤づるに覆われ、池に映る月の姿が容易に見えないことから月不見の池と名づけられたとのこと。この話を聞いて、そのイメージをアルトフルートのためのスロウ8ビートに。和風の旋律で厳かな雰囲気をだしました。
思えばこの曲が日本酒シリーズのオリジナル曲の1曲目になるのですね。遥か昔のことです…。
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@春の淡雪(はるのあわゆき)
「Light Snow In Spring」
2000年頃作曲、CD「春の如く」収録。
山形県天童市、出羽桜酒造。
日本酒の銘柄を意識するようになった最初の頃、よく飲んでいたのがこの蔵の「桜花吟醸(おうかぎんじょう)」桜の花が散るように描かれているかわいらしいラベル。フルーティーで、ここから日本酒好きになる方も多いとのこと。この蔵の、うすにごり酒が「春の淡雪」。いわゆる濁り酒とは違って、すっとした美しさのあるお酒です。
山形の城址公演(霞城公園)に行った時に、桜の花と梅の花が同時に咲いていて、美しい景色でした。もしここに雪が降って来たらどうだろう?、と想像して曲に綴りました。
この頃は、まだ日本酒の味わいを曲に加味していませんでした。でもこの曲は、フルーティーで爽やかな出羽桜酒造のうす濁りの味わいが感じられるように思います。
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@獺祭(だっさい)
「Otter's Fest」
2000年頃作曲、CD「春の如く」収録。
山口県周東町獺越、旭酒造。
旭酒造は、一時期「オッターフェスト・ビール」というビールを作っていました。そのオッター(獺=かわうそ)のフェスト(祭り)、という語感が面白くて曲にした。なので、日本酒の味わいはこの曲には含まれていないのです。かわうそが冬の河原で魚を捕っては岸に並べている情景をイメージして書きました。水に飛び込んでは魚を捕り、取っては投げ…、といった。
コルトレーンのオリジナル曲を彷彿させるような、がっつりとしたかっこいい曲。獺祭の味わいとは違います。なので、2007年に再度わたしはこのお酒の曲を書いています。
そしてこの曲が、わたしと蔵との繋がりになりました。獺「の」祭り、だったら「オッターズ・フェスト」でしょう?、という友人のアドバイスでこのタイトルに。
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@鶴齢(かくれい)-純米吟醸
「A Crane Is Fling In The Dream」
2007年3月作曲、CD「Lush Life」収録。
新潟県魚沼市、青木酒造。
[お酒について]居酒屋で日本酒を飲みながらのジャズライブが2005年に開始。サケオフィス・テラダの寺田さんから、日本酒のオリジナル曲を集めてCDにしてはどうか、というアイディアをいただいたのが2006年くらいでしょうか? 最初に書いたのが、荏原町の日本料理のお店でよく飲んでいたこのお酒の曲。
鶴齢は、味わいのあるお酒です。新潟の多くのお酒が端麗辛口、とされますが、このお酒はさらりとしていてもふくよかな味わいがある。雪深い寒い、おいしい水とお米でお馴染みの魚沼。ここのお酒の味わいをわたしは「叙情的な味わい」と言いました。曲も叙情的です。

[曲について]冬の凍てつく空を飛ぶ一羽の鶴が、いつしか夢の中を去って行く、というイメージで、ボサノバ。そもそも鶴齢は、鶴の年齢、ということでおめでたいお酒なのですが、味わいからこのような曲とタイトルになりました。
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@月の井(つきのい)-純米吟醸無濾過,五百万石
「When The Moon Hugs The Shore」
2007年7月(?)作曲、CD「Lush Life」収録。
茨城県大洗市、月の井酒造。
[お酒について]海からほど近い、古いけれど綺麗な、こぢんまりした蔵です。「和の月=なのつき」という有機無農薬のお米で作ったお酒も素晴らしい。普通の純米も美味しいです。蔵のウェブサイトで「うま口」とある通り、香りすぎず、濃すぎないバランスのよい味わいがあります。
五百万石(ごひゃくまんごく)は、酒造好適米の名称です。このラベルデザインが、またとても素敵です。
2011年リリースのCD「Songs For My Sake」のジャケットは、この月の井酒造店で撮影しました。ブックレットの写真も総て、この蔵のものです。

[曲について]タイトルは苦労してつけました。月の光が浜辺を抱きしめている、つまり、月が浜辺を照らして、その穏やかな波がきらきら光っているといったイメージです。モチーフのくり返されるバラードで、前半に弓弾きのベースがメロディーを奏でます。
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日本酒を曲に綴る、その2
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by koji-nori | 2013-01-23 04:32 | | Comments(0)

ツアー中

ツアー中です。
2日目も終了して、今日は山形にいます。

仙台にて、友人と記念撮影しようとして立ち位置を決めている所w
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リラクシンのマスターと。持っているのは「大那」生原酒。宇都宮の方にいただいたお酒を、仙台でも飲みました。ぐっとくるおいしさでした。
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今日から月末までのスケジュールです。よろしくおねがいしますっ。
http://web01n.com/?id=kojinori

19~22小島のり子(fl)カルテット-田口悌治(g)澁谷盛良(b)高橋幹夫(d)ツアー
名手高橋幹夫を加えてのカルテットで初ツアー。グルーヴィーでご機嫌なライブになります。みなさまとの再会楽しみにしています。

○7/21(土)山形・喫茶「瑳蔵」023-610-7126
\3,500位/6:30~
山形市本町2丁目4-26 ブログのお店紹介記事http://ameblo.jp/tubasa-990/entry-10075345609.html
蔵を改築したライブスペースで、初演奏です。

○7/22(日)喜多方黒岩集落・工房ゆづりは企画、交流館ミニコンサート0241-36-3329 \3,000位、お料理飲み物付き、6:30頃~
福島県喜多方市熱塩加納町,黒岩
過疎集落の、民家を改築した交流館でのライブ。手料理、お酒の持ち込みもOKです。近所にホテル等はありません。雑魚寝可、詳細わたしまで…。

7/24(火)白楽・ブルースエット045-717-7139
\2,000+TC\400/7:30~田口悌治(g)澁谷盛良(b)
東横線白楽駅前コミュニティプラザビル2F 横浜市神奈川区白楽100-5 http://www.ne.jp/asahi/blues/ette/
暖かくグルーヴィなメンバーでいたします。セッションもあるかも。

7/25(水)錦糸町・EARLY BIRD 03-5608-1083
\3,000(1dr付)8:00~田口悌治(g)
墨田区錦糸2-3-9 アライビル301 http://e-birdmusic.com/index.html
お馴染みの3人で、スタンダード、オリジナル、楽しいライブになりますよー
※ていちゃんとDUOになりました。

7/27(金)新所沢・スワン 0429-24-4230
\2,500/8:00~二村希一(p)鈴木克人(b)水口泰邦(d)
埼玉県所沢市緑町1-18-1 広英ビル1F http://homepage2.nifty.com/jazz_swan/
長い間一緒にやってきたカルテットでのライブです。シントコの老舗SWAN、カレーが絶品です。珈琲もとても美味しい。お酒も他メニューも充実しています。
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by koji-nori | 2012-07-21 15:39 | | Comments(0)

市ヶ谷、有楽町、池袋、北浦和。

5月も中旬になりました。
今週は仕事もプライベートも盛りだくさんな日々。書きかけ、やっと書きましたー


5/13(日)
市ヶ谷ルーテル教会に、合奏集団 不協和音の定期演奏会を聴きに行く。「不協和音」というネーミングですが、フリーやインプロじゃなくて、小編成のクラシック・オーケストラです。新宿高校のOBOGを中心に30年くらい前に結成されました。
ハイドンの交響曲70番、ピアソラ-天使のミロンガ、ピアソラ-シンフォニエッタ、など。
オケ好き。クラシックの弦が好きなんですよねー。
ピアソラはダイナミックで暗く重厚で、重なる和音やシンコペーションのリズム(タンゴの)に、ならではのものを感じました。ジャズのカルテットではこの感じは絶対出せないですよね。

前回は仕事と重なって途中までしか聴けなかったので、今回はちゃんと打ち上げまで出ちゃいました(参加もしてないのに!)。



5/14(月)
寺さんと、久しぶりに飲みました。知人も2人で、計4人で。
有楽町の「板前処 来乃家」国際フォーラムの裏手ですね。月に2回もこの辺りに来るなんて不思議だわ。「月の井」中心にやりましたー。からくちを燗にしたのが和んだ。鰹と、鰆と、締めにはお蕎麦も。



5/15(火)
池袋、アップルジャンプでライブでした。
馬場孝喜(g)太宰百合(p)とのトリオ。
多忙なる名手2人との共演です。わくわく。
どちらとも、DUOでは数回一緒にやっていますが、百合ちゃんと相談して今回この組み合わせが実現しました。フルート、ピアノ、アコースティックギターという美しい音色、心地よい響きのトリオです。
百合ちゃんの曲とアレンジを持って来てもらって、プラスわたしの曲とアレンジも。4ビートは少なめ、でもゼロだと寂しい(わたしが)ので、ボリビア持って行ったー。
ピアノとギターが居る場合、特にフロントのバッキングのときに音が重なってしまってごちゃごちゃするケースが多いんだけど、逆で、百合ちゃん4コーラスまったく弾かないとか、薄くスペイシーになったりとか。やっぱり凄いセンスです。タイム感も凄い。百合ちゃんは、きらきらで音数も多いときはどんどんくる、でも、かすかにタイムをゆらしてくるのが上手い。馬場くんは、確信があるプレイです。凄くかっこいい。
自分のやりたいこと、やれそうなこと、まだまだありますね。そういうことに気付かされるライブでした。楽しい。

8月にまた同じメンバーでやります。



5/16(水)
お昼に、埼玉県立近代美術館に、草間彌生展を見に行きました。
ライブハウスの常連さんR子さん達と待ち合わせて、ランチを食べて、常設展と特設展を。
写真可能な数カ所でこのように撮ってみました。
80歳を過ぎてなお創作活動を続ける彌生ちゃん(面識ないのでちゃん付けです)。優に60年を越える制作年数、すごいことです。じーんとした作品もありました。何というか、言葉にできないような気持ちがそのまま絵から伝わってくるようで。
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週末からのライブです。よろしくおねがいしますー。

5/17(木)日ノ出町・Sam's Bar 045-243-2299
¥1,600/8:00〜臼田道成(g&vo)小島のり子(fl)DUO
横浜市中区宮川町2-55 TKビルB1F
ボサノバとMPB弾き語り。遠くまでとどくようなすばらしい唄とギター。

5/18(金)江古田・そるとぴーなつ 03-3993-3400
¥1,500(ナッツ食べ放題付)8:30~山口友生(g)DUO
練馬区栄町 4-3,B1F(1階はカレーハウスCoCo壱番屋)
アコースティックギターの名手友生ちゃんと、ジャズやボサノバやオリジナルを。気軽にどうぞ!

5/20(日)渋谷・ココ 03-3463-8226
¥2,700(1dr付)7:00~橋本麻里子(p)山口裕之(b)参加自由のジャムセッション
渋谷区道玄坂2-26-5 参加自由のジャムセッションです。

5/22(火)関内・エアジン 045-641-9191
¥2,500/7:30〜大橋祐子(p)鈴木克人(b)水口泰邦(d)
横浜市中区住吉町5-60
若手とのカルテットを老舗ライブハウスで。お一人でも気軽にどうぞ。店主梅さん暖かいです。
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by koji-nori | 2012-05-17 03:17 | | Comments(0)


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